言語聴覚の日のイベントが、茅ヶ崎市文化会館で開催されました‼️
9月10日(日)神奈川県言語聴覚士協会主催の集客型イベントが、4年ぶりに開催されました。今回、バオバブの樹でぱんた🎵を担当してくださっている松田先生にお願いし、言語聴覚士協会の方にもお願いして、フィギャーノートを無料体験できるブースを出して頂くことが、実現しました。
発達性ディスレクシアのお子さんの多くが、五線譜の読み取りが苦手。五線譜がわかりにくくて、学校の音楽の授業が楽しめないお子さんは意外と多いのです。フィンランド生まれのユニバーサルデザインの楽譜、フィギャーノートを使うことで、学校での合奏が楽しくなった経験を持つ、Mちゃんと、Rちゃんに、スタッフとして参加してもらいました。ぱんた🎵のグループに参加していないと、バオバブの会員さんでも、なかなかフィギャーノートに出会えません。今回は、必要なお子さんには、またとない機会となりました。
朝から、おしまいの時間まで、バオバブのお子さんがひっきりなしにいらして、Mちゃん、Rちゃんは大活躍でした。2人の活躍、本当に誇らしかったです!
沖村が担当した、小児部門の講話は、バオバブのイベントをいつも手伝ってくれている言語聴覚士さんたちと一緒に考えました。Mちゃん、Rちゃんにも協力してもらいました。お子さんに関わる言語聴覚士が足りていないこと、気になることがあれば、先延ばしにせずに、相談してほしいこと、などを子育て世代の2人のST(言語聴覚士)が実例を交え伝えてくれました。
苦手なことを、そのお子さんに合った方法、タイミングで、できるようになること、理不尽な努力を強いるのではなく、必要な補助手段を用いること、それを共に歩みながら模索していくのは言語聴覚士として、もちろんなのですが、それよりも大事なことは、世の中がもっと寛容になること。マイノリティに生まれたこどもたちが努力し続けなくてはならない社会なのは、おかしいです。自分たちが正しいと信じて疑わないマジョリティの方が意識を変えていくべきなのだと、そう考えるのが当たり前の社会にしていかなくてはならない。これは私が言語聴覚士として、バオバブのこどもたちと一緒に実現させたい夢です!